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Salesforce Marketing Cloud エントリーソース徹底活用解説(Vol.80)

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皆さんはセールスフォースマーケティングクラウド(Salesforce Marketing Cloud)のエントリーソースについてご存知でしょうか?「エントリーソースで何ができるの?」や「エントリーソースの効果的な使い方は?」など本記事ではエントリーソースの概要や活用方法について分かりやすく解説していきます。

Marketing Cloudのエントリーソースとは?

Marketing Cloudのエントリーソースは、ジャーニービルダーを効果的に実行するためにデータ(配信対象者)を取り込む機能です。ウェブサイト、ソーシャルメディア、メール、アプリ、CRM、POSデータなどの顧客データをMarketing Cloudプラットフォーム上で活用する手段であり、エントリーソースの構成に基づいてターゲットセグメンテーション、パーソナライゼーション、特定の条件やトリガーに応じたジャーニービルダーでの自動化ルールの設定などのデジタルマーケティング戦略を展開できます。

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Marketing Cloudのエントリーソースの種類と利用事例

Marketing Cloudのエントリーソースにはさまざまな種類があり、それぞれ異なる利用事例が存在します。以下では、主要なエントリーソースの種類とそれらの利用事例について詳細に説明します。

1. データエクステンション (Data Extensions)

データエクステンションはMarketing Cloud内でデータを保持し、管理するためのデータテーブルです。主な利用事例には以下があります。

  • リスト管理:顧客リストやサブスクライバーリストの管理に使用されます。新しいリストの作成、顧客情報の追加や更新、重複データの排除が可能です。
  • セグメンテーション:データエクステンション内のデータをSQLなど用いてセグメントを作成し、特定の属性や行動に基づいてパーソナライズされたエントリーソースを作成します。

2. APIエントリーソース (API Entry Source)

APIエントリーソースは外部アプリケーションやシステムからデータをリアルタイムでMarketing Cloudに取り込むための強力なツールです。利用事例には以下があります。

  • リアルタイムパーソナライゼーション:顧客がWebサイト上で行動した際に、その情報をリアルタイムでMarketing Cloudに送信し、個別のリアクションをトリガーします。
  • 外部アプリケーションとの統合:CRM、電子商取引プラットフォーム、顧客サポートシステムなどとのデータ統合を効果的に実現し、一元化された顧客ビューを提供します。

3. Cloud Pageエントリーソース

クラウドエントリーソースは、オンラインフォームやウェブページからのデータ収集に特化しています。利用事例には以下があります。

  • リードジェネレーション:ウェブサイト上のコンタクトフォームや登録ページからリードデータを自動的に取得し、マーケティングリードとして処理します。
  • イベント登録:ウェビナーやイベント参加者の登録情報を収集し、イベントプロモーションや後続のコミュニケーションに活用します。

これらのエントリーソースは、Marketing Cloudを活用して顧客データを効果的に収集、統合し、ターゲットセグメンテーション、パーソナライゼーション、自動化などの戦略を展開するための重要な手段です。マーケティングキャンペーンの成功に不可欠であり、適切なエントリーソースの選択と活用が重要です。

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エントリーソース機能の設定方法

実際に画像を用いてジャーニービルダーにエントリーソースを設定する方法を説明します。
今回は特に利用頻度の高いデータエクステンションをエントリーソースとして設定する方法について解説いたします。

➀ホーム画面から赤枠で示したJourney Builderをクリックします。

Journey Builder

➁「新規ジャーニーの作成」ボタンをクリックします。

新規ジャーニーの作成

➂ジャーニーの種類を選択します。今回は複数のメール配信を実施することを想定して「複数ステップジャーニー」を選択し、「作成」ボタンをクリックします。

ジャーニーの種類

④エントリーソース枠から「データエクステンション」を「エントリーソースから開始」にドラッグ&ドロップします。

エントリーソース枠

➄ドラッグ&ドロップ後、赤枠の「データエクステンション」をクリックします。

データエクステンション

⑥クリック後、「データエクステンションの選択」ボタンをクリックします。

データエクステンションの選択

⑦エントリーソースとなるデータエクステンションを選択します。既にエントリーソースとして使用されているデータエクステンションを選択すると警告メッセージが表示されます。今回は重複していないので、「このデータエクステンションを使用しているアクティブなジャーニーはありません。」というメッセージが表示されます。

データエクステンション

⑧選択したデータエクステンションがエントリーソースとして設定されていることを確認しましたら「完了」ボタンをクリックします。これでジャーニービルダーのエントリーソースとしてデータエクステンションを設定することができました。

データエクステンションを設定

まとめ

「Marketing Cloudエントリーソース徹底活用解説」と題しまして、ご説明してまいりました。
Marketing Cloudのエントリーソースは、ジャーニービルダーを効果的に実行するためにデータ(配信対象者)を取り込む機能です。ウェブサイト、ソーシャルメディア、メール、アプリ、CRM、POSデータなどのさまざまな顧客データをMarketing Cloudプラットフォーム上で活用する手段です。エントリーソースの構成に基づいたターゲットセグメンテーション、パーソナライゼーションに加え、特定の条件やトリガーに応じたジャーニービルダーでの自動化ルールの設定などのデジタルマーケティング戦略を展開できます。

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