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データドリブン企業になるための第一歩:Salesforce Data Cloud トライアルパッケージ(POC)のポイント(Vol.85)

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近年、企業のデータ活用は競争力強化の鍵となっています。

その中で、顧客データを一元管理し、マーケティングや営業活動に活用できるCDPCustomer Data Platform)の重要性がますます高まっています。

本記事では、データ活用を加速させるための第一歩として、弊社がご提供する「Salesforce Data Cloudトライアルパッケージ」のポイントを解説します。実際のPOC本ブログではPOCを『トライアルパッケージ』と称し、以後はトライアルパッケージとして記載します)を通じて、

データ統合(リレーション設定)やセグメンテーションを検証し、データドリブンな企業を目指しましょう。

CDP導入の目的と必要性

データドリブン企業として成長するためには、顧客データを効果的に活用することが不可欠です。

そこで重要となるのが、顧客データプラットフォーム(CDP)の導入です。
CDPは、様々なデータソースから顧客データを一元管理し、統合(リレーション設定)されたデータをもとにパーソナライズされたマーケティングやサービス提供を可能にします。これにより、企業は顧客の理解を深め、適切なタイミングで適切なメッセージを届けることができるのです。
CDP本格導入前にトライアルパッケージ(概念実証)を実施することは、企業にとってリスクを最小限に抑えながら導入の適切性を確認する重要なステップです。

本トライアルパッケージでは、「Salesforce Data Cloud」の基本機能に焦点をあてて、データ連携・データ集約性・GUIでのセグメント操作性を事前に検証できるため、実際に導入してからの問題発生を回避しやすくなります。

Salesforce Data Cloudを動かすための設定方法を動画でご紹介
データ統合基盤(CDP)の活用を始めてみませんか

Salesforce Data Cloud トライアルパッケージの目的・内容・具体的な進め方

本トライアルパッケージでは、Salesforce Data Cloudの基本機能を体験し、データ活用の可能性を検証します。主な目的は以下の3つです。

  1. 基本操作の体験
    Salesforce Data Cloudの基本操作や設定方法を実際にトレーニングにて体験し、スムーズに活用できるようになります。
    ※本トライアルパッケージでは、基本機能であるデータストリーム機能、データモデル機能、セグメント機能、有効化機能をカバーします。
    ID解決機能、計算済インサイト機能、WEB SDK機能、データ変換機能、Einstein Studioなどは本トライアルパッケージではカバーしていません。
  2. データ収集と統合(リレーション設定)の簡便さの体験
    Salesforce Data Cloudを使うことで異なるシステムやデータソースからのデータ収集と統合(リレーション設定)がどれだけ簡単かを体験していただきます。
  3. セグメンテーションの容易さの体験
    集約されたデータを基に、大切な顧客データを一か所に統合(リレーション設定)することで、多様なセグメンテーションが可能になる体験を提供します。

本トライアルパッケージは、全体で1カ月(4週間)を予定しています。

具体的な進め方は以下の通りです。

  • 事前ヒアリングシートご提供
    以下を2週目までに確定するためにヒアリングシートをお渡し、事前に情報を整理いただきます。
    -データソース
    -貴社IFファイルの配置場所
    -インターフェース項目情報
    -各項目のデータ型など
    -ER情報
  • 1週目:キックオフ
    -Salesforce Data Cloudの製品ご説明
    -本パッケージのご説明
    -事前ヒアリングシートQA
  • 2週目:ヒアリングシート内容確定
  • 3週目:設定・実装
  • 4週目:トレーニング
    トレーニングでは、弊社の専門職が操作手順を実際にデモンストレーションし、参加者がシステムをスムーズに操作できるようサポートします。トライアルパッケージ期間中は、質問対応や技術サポートを提供し、問題解決を迅速にサポートいたします。トライアルパッケージ終了時には、Salesforce Data Cloud の基本操作・データ収集・統合(リレーション設定)が適切に行われたことの確認、セグメンテーション操作性の把握が提供されます。

    データ統合ソリューション基本ガイドブック
    点在するデータの整理と統合でCDPを構築

    本格導入フェーズへ

    今回のトライアルパッケージを体験し、本格的にSalesforce Data Cloudの導入を検討される場合は、次のような取組みを別途ご提案いたします。

    実際の運用に向けた課題ヒアリングを行い、ビジネスコンサルティングやシステムコンサルティングを通じて、本格導入フェーズへと進めていきます。

    ビジネスコンサルティングでは顧客データを最大限に活用するための戦略的アドバイスを提供し、システムコンサルティングでは、Salesforce Data Cloudの正式導入に向けた技術的なサポートと最適化を行います。

    Salesforce Data Cloud トライアルパッケージポイントとメリット

    本トライアルパッケージの成功のポイントとメリットは、Salesforce Data Cloudの基本機能を通じて、データ活用の具体的な価値を体験できる点にあります。

    成功のポイントとしては、まず、トライアルパッケージ開始前にしっかり必要なデータソースやインターフェース情報を確定することが重要です。

    これにより、データ収集や統合(リレーション設定)がスムーズに進み、トライアルパッケージの進行が円滑になります。また、トレーニングを通じて基本操作を体験し、参加者が自らシステムを操作できるようサポートすることが、トライアルパッケージの成果に直結します。

    メリットとしては、異なるシステムからのデータ収集・統合(リレーション設定)の容易さを体感し、そのデータを活用した多様なセグメンテーションが可能になることです。

    これにより、顧客ごとのニーズに応じたマーケティング施策が効率的に行えるようになります。

    ※貴社側でのクラウドストレージのご準備・ご調整が難しい場合、弊社のクラウドストレージサービスも利用可能となっております。

    最終的に、トライアルパッケージを通じて得られた結果が、今後の本格導入に向けた判断材料となり、実際の運用にスムーズに移行できる基盤を提供します。

    Salesforce Marketing Cloud Engagement運用ガイドブック
    効率的なライセンスの使い方

    まとめ

    本トライアルパッケージは、Salesforce Data Cloudの基本操作を体験し、データの収集・統合(リレーション設定)からセグメンテーションまでの一連のプロセスを実践的に学べる貴重な機会です。

    事前ヒアリングによるスムーズな準備、そしてトレーニングでの操作体験により、Salesforce Data Cloudの理解を深め、今後の本格導入に向けた重要なステップとなります。

    ぜひ本トライアルパッケージの資料をダウンロードください。

    当サイトでは、顧客接点DXソリューションに関するダウンロード資料を多数ご用意しております。ぜひダウンロードいただき、資料をご活用ください。

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