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20230331セールスフォースって何ができるの?日本一わかりやすく解説(Vol.28)

最近「セールスフォース」という単語について社内でよく聞くようになりました。どうやら同業他社でも使っているみたいで、どういうものなのか気になっています。ただ、検索して出てくる紹介ブログを見ても、なんだか抽象的で横文字ばっかりで、そもそもどういうツールなのか、何ができるのか、いまいちよくわからない…こんな方、多いと思います。私も少し前まではそういった「よくわからない人」の一人でした。

そこで「セールスフォース」というツールについて、①いったい何なのか ②何ができるのか ③どのようなユーザ向けか の3点にポイントを絞り、もともと「よくわからない人」だった私の視点から、できる限り難しい単語を使わずわかりやすくご紹介していきます。

そもそもセールスフォース(Salesforce)って何なの?

セールスフォース(Salesforce)とは、米国に拠点を置くSalesforce社の開発した顧客管理(CRM)・営業支援(SFA)システムの総称です。セールスフォースの特徴とはどんなものなのでしょうか?

セールスフォースの特徴

  • 取引先や責任者といった顧客情報の管理や、見積書の発行、商品単価や受注記録の管理など営業支援を主な機能とするSales Cloud
  • 顧客管理の中でも、クレーム管理や問い合わせ対応など、カスタマーサポートに特化した機能を持つService Cloud
  • 市場の分析機能に長けたMarketing Cloud

このような複数のサービスから成り立っており、用途に応じて適したサービスを選んで導入することが可能です。また、○○Cloudという名前の通り、自社のサーバ内に構築する類のものではない、クラウドベースのアプリケーション(SaaS)であることも特長のひとつです。

同様の機能を持つシステムは他にも複数ありますが、セールスフォースは日本でも世界でもナンバーワンのシェアを誇っています。すなわち、日本のみならず世界で最も人気のあるシステムといっていいでしょう。

セールスフォースって何ができるの?

前述した通り、セールスフォースは「顧客管理・営業支援システム」なので、顧客情報の管理や営業業務の支援に活用することができます。しかし、「顧客管理・営業支援システム」である以上、このようなことはできて当たり前と言えます。そこで「セールスフォースで何ができるの?」について、ご紹介いたします。

セールスフォースで何ができるの?

1. サービス間での情報の容易な連携
最初にご紹介しましたが、「セールスフォース」は「Sales Cloud」「Service Cloud」「Marketing Cloud」といった、それぞれ得意分野が異なる複数のサービスから成り立っています。そしてこれらは同じプラットフォーム(基盤)上に存在しているため、取引先や取引先責任者といったマスタデータや売上実績データなどについて、相互のサービス間で容易に連携させることが可能です。
例)Sales Cloud上で登録された受発注データをMarketing Cloudに連携し、市場の動向分析に活用

2. プログラミング知識不要なローコード開発
セールスフォースは、C#やJavaといったプログラミングの知識・経験がなくても、設定変更の延長のイメージで入力画面の新規作成やカスタマイズ(項目追加、位置の変更など)が行えます。また、データ分析用のレポートの作成なども、セールスフォースの画面上から簡単に行うことができます。
もちろん、コーディングを伴ういわゆるプログラム開発も可能ですが、それらに頼らずとも、概ねコーディングせずに実現が可能です。

3. AIを活用したデータ分析・予測
オプション機能(別途有料)のご紹介です。「Einstein(アインシュタイン)」と呼ばれる人工知能(AI)を導入することで、セールスフォースに蓄積されたデータをAIが分析し、導入サービスに応じた各種予測を行ってくれます。
例①:Sales Cloudに蓄積された売上データを分析、来年度の売上を予測
例②:Service Cloudに蓄積された顧客とのやり取りを分析、問い合わせに対して自動で応答

4. 他社が開発したアプリケーションを簡単に導入
セールスフォース用の様々なアプリケーションが集まっている、「AppExchange」というアプリケーションストアがあります。(無償・有償両方あり)
セールスフォース標準では持っていないような機能でも、このAppExchangeからアプリケーションを簡単に探せます。インストールは非常に簡単で、すぐに実装することができます。

前述した「できること」はほんの一部であり、他にもできることはたくさんあります。セールスフォースを知るためには、まず、このような基本的な内容を抑えておければ問題ないと思います。

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セールスフォースはどういうユーザ向けなの?

ここまでで、セールスフォースができることについては説明しました。では、いったいセールスフォースはどんなユーザ(=企業)におすすめなのでしょうか。

それは、ある程度の規模を持ち、顧客との接点から自社の売上や市場分析までの、営業活動を一元的に管理したいと考えているユーザにおすすめです。

繰り返しになりますが、セールスフォースは各分野に特化した複数のサービスの集合体です。もちろんSales Cloudだけ、Service Cloudだけといった、各サービス単体の導入でも十分業務の改善は可能で。しかし、セールスフォースの真価は複数サービスの同時活用にあります。

例えばService Cloudで顧客とのやり取りを効率化し、売上データはSales Cloud上で集約します。そして集約されたデータをMarketing Cloudに連携し市場の分析に活用し、さらなる拡大を目指すような複数サービスを同時活用するのです。そうすればセールスフォースの価値を最大限に引き出すことが可能となります。

複数のサービスを同時活用しようとした場合、導入の規模が大きくなります。よって必然的にユーザの規模も、導入コストに見合ったものである必要が出てきます。

まとめ

「セールスフォースって何ができるの?日本一わかりやすく解説」と題して、ご紹介してまいりました。ここまで読んでくださった方は、「セールスフォース(Salesforce)というものは一体何なのか」「どういうことができるのか」「どういうユーザ(企業)に向いているのか」が、なんとなくでもご理解いただけたかと思います。日本一わかりやすく解説してきましたので!

ただ、本記事で触れているのはあくまで基本的な内容です。この記事を読んで「自分の会社がセールスフォースに向いているのか知りたい」「セールスフォースでできることについて、もっと詳しく教えてほしい」など、セールスフォースについて、より興味を持った方は、ぜひ弊社までご連絡ください。最後までお読みいただきありがとうございました。

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