事業者が提供するサービスや製品、紹介コンテンツなどを生活者へ案内する役割を持ったWebを活用したソリューションのことです。事業者が生活者にアプローチするための「玄関口」や「出発点」とも言えます。電通総研では、生活者の利用するWebポータルだけではなく、事業者側の業務システムの構築も含めて『Webポータルソリューション』であると位置づけています。 事業者のDXを推進する第一歩としては、Webポータルを充実させることが非常に重要と考えています。
近年、生活者の情報収集・コミュニケーション・商品購入などの消費行動はスマホやパソコンでの体験が中心になりました。このような、生活者だけでなく事業者を含めた様々な環境に変化が起きています。電通総研の『Webポータルソリューション』は、様々な環境の変化に対応できる最適なソリューションをご提供します。
環境の変化に伴い、Webポータルが活用されているユースケースをご紹介いたします。
複数の口座開設手続きを一括で完結する「Webポータル業務システム」をSalesforceで構築しております。
一般的にラップ口座の利用には、預金口座や証券口座など関連する複数口座を保有し、さらに新規口座開設が必要です。その際、預金口座は銀行、証券口座は証券会社、ラップ契約は投資顧問会社など申し込み先が異なるため、同じ情報の繰り返し入力、来店や書類郵送など、生活者にとって煩雑な仕組みとなっています。 このような課題に対してアプローチを行い、口座開設手続きをWebサイトでの簡単な入力だけで完結できるWebポータルを実現しました。一度の入力で関連する全ての口座開設申し込みを行えるだけでなく、生活者が各申し込み先での手続き進捗状況を一元的に確認することができます。 また、生活者だけでなく、事業者専用の画面を設けることで様々な業務手続きの管理を可能としています。
住宅ローン事前診断・審査申込を行う「Webポータル業務システム」 をSalesforceで構築しております。
簡単な入力項目で住宅ローンの借入可能見込額をお知らせすることに始まり、物件確定後の住宅ローン事前審査手続きまでを、生活者の物件検討状況に合わせてタイムリーにフォローアップできるシステムです。 このシステムのWebポータル上では、生活者にとって使いやすいデザインで構築されているだけでなく、生活者が事前診断の申込みから事前審査結果通知までの進捗状況をいつでも照会できる機能を実現しています。さらに、マーケティングオートメーションツール( Salesforce Marketing Cloud :旧Pardot)を組み込むことで、顧客の手続きの進捗状況や行動・属性に合わせ自動でメール配信を行います。これにより顧客が申込離脱することなく、スムーズに一連の手続きを進められるようフォローアップを行っています。
ユースケース①と②にて紹介したシステムは、同じ基盤上でWebポータルとして構築されています。口座開設から、その後のローン申込みまでひとつのWebポータルで完結します。同じ基盤で様々なサービスを実現することは、生活者、事業者にとっての利便性、効率性、保守性、機動性を発揮します。電通総研は、「生活者 × 事業者 × 業務システムをつなぐWebポータル」を生活者と事業者の目線に立って構築します。
電通総研のWebポータルソリューションは、次の3つの特長があります。
電通総研のWebポータルは、操作性の高さと、使用者にとってのわかりやすさを重視しています。 忙しい生活者も、ITが苦手な生活者も、誰もが簡単に操作できることに重点を置いて構築します。 また、生活者からの反応を、事業者がリアルタイムに認知する仕組みも充実させています。 対面でなくとも生活者に寄り添ったコミュニケーションできる場が実現します。
生活者のデジタル化や行動変化により、Webポータルは初めて使う生活者にとっても簡単で操作しやすい仕組みでなくてはなりません。このような使いやすいWebポータルを目指し、電通総研ではUX/UIデザインチームを設置し、生活者の行動の分析を行った後で、導線・画面遷移・画面デザインを実装します。 生活者に寄り添った顧客体験を設計することで、サイトからの離脱防止、サイト内での迷走防止も同時に実現します。短時間で目標を達成ができる、使いやすいWebポータルを作り上げることができます。
電通総研では、各種専門チームを設置しています。まず、独自のセキュリティ検証機関を設置し、社員教育の実施の他、経験を元にした独自のセキュリティチェックシートを作成し構築システムについては必ずこのチェックを行っています。保守サービスはWebポータルの専門保守チームを設置し、安価に高スキルな保守サービスをご提供します。そして、マーケティング専門チームを設置し、Webポータルに蓄積されたデータを活用し、離脱防止策やマーケティング施策までご支援いたします。
電通総研のWebポータルソリューションは、様々なクラウドサービスを活用しております。
UX設計、UIデザインサービス(コンサル~実装)
使われるWebポータルとすることで、Webポータルの目的達成のためのUX設計を行います。具体的には、環境調査/戦略ターゲット定義/定量・定性調査/検証/設計です。
UX設計に沿って、Webページの情報構造、ページデザイン、実装を行います。
カスタマーサクセス(コンサル~実装~分析~改善提案)
Webポータルの利用状況を分析し、定量的に把握します。把握した情報からUX設計やUIデザイン設計の検証を行い、改善ポイントを提案します。利用され続けるための仕組みをカスタマーサクセスでご提供します。
不正対策
eKYCを利用した本人確認サービスと連携したWebポータルの構築が可能です。
不正利用を検知するサービスと連携したWebポータルの構築が可能です。
事業者内システムとの連携
要件に合わせたAPIを構築し異なるシステム同士のデータ連携を実現します。
Webポータル以外のシステムでのユーザー認証を利用することで、Webポータルへの認証負荷を軽減する仕組みを実現します。
プロダクト
Salesforceで管理している情報を事業者内だけでなく、事業者外の方にも共有することができる仕組みです。(Salesforceの導入からサポートいたします。)
Salesforceに蓄積された様々なデータを活用し、顧客との最適なコミュニケーションを実現できるマーケティングプラットフォームです。メール・SNS・Webといった様々なチャネル・デバイスを活用することができます。
インターネット上にある様々なシステムを「統合する・繋ぐ」ためのプラットフォームです。複数システムにまたがる様々なデータのやり取りを「独自のAPI技術」により、簡単に実装・管理できます。
異なるシステム同士のデータ連携の仕組みをGUIで簡単に構築可能です。
オンラインの本人確認サービス、スマートフォン対応の他、2段階認証および顔認証にも対応しています。セブン銀行ATMで採用実績があります。
不正検知プラットフォーム。コンサルやBPOも対応します。
フィッシングサイトの検知・通知・テイクダウン対応(代行)・サポートします。その他のフィッシング対策サービスも対応可能です。
電通総研は、Webポータルを構築後も、「行動分析→UX/UI検証・改善 +データ活用(マーケティング)」を行います。目まぐるし生活者の環境が変化しても、構築したシステムの陳腐化や不利用を防ぎ、 Webポータルを進化をさせ続けます。電通総研は、お客様の投資した資産を最大限に活用し続けられる「ワンストップ支援」を行います。
「ワンストップ支援」で使われ続けるWebポータルを 構築・サポートいたします。
全社的なDX推進や顧客接点の最適化、エンゲージメントの強化などお困りごとやお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。