Agentforceとは、Salesforceで提供されている自律型AIエージェントを作成し展開するためのプラットフォームです。Sales CloudなどのCRMに蓄積されたデータや社内マニュアルなどの非構造化データを基に、業務をAgentforceが自律的にサポートします。例えば、顧客や従業員からの質問に自然な対話形式での回答、営業資料の作成、注文の変更や返品対応のサポートなど、従業員に代わって様々なアクションを自動で実行することができます。
Salesforce内のデータやSalesforceに接続された外部のデータを用いて、生成AIへの命令文を独自に設定することができるため、様々なユースケースに対応することができます。
顧客ごとにカスタマイズされたセールスピッチの作成、カスタマイズされたリーチメールやフォローアップメールの作成、会社のデータに基づいた見込客からの質問回答、セールスコーチング(顧客への説明やプレゼンテーションのコーチング)、など
既存客からの質問に自動で回答(返品ポリシーの確認や注文状況の追跡など)、コールセンターで応対した通話の要約、など
※日本語対応がされていない機能が含まれている場合があります。
社内のデータを用いることでAgentforceをより活用することができます。AIで顧客情報などの社内のデータを利用する場合、外部への情報漏洩のリスクについての懸念を抱かれるかもしれません。しかし、SalesforceではEinstein Trust Layerという仕組みで、信頼性の高いセキュリティを提供しております。
例)来店の予約時に得られた情報を基に、顧客に適した商材のパンフレットを選出
来店予約やアポイントの内容など、事前に商談情報のインプットをすると、社内の適切な商談コンテンツの選択や過去の成功シナリオ等をサジェストし、初回面談以降へのCVR向上につなげられる。
アーキテクチャイメージ
参考動画:商談準備の自動化
上記ユースケースについて、実際にデモ動画にて解説いたします。
例)商談後のお客様へのフォローアップメールを商談記録から生成し配信することで、活動登録とお客様フォローを同時に遂行。
商談時、お客様は将来の資金計画全般に関するお悩みがあることがわかり、活動登録をするととに、メールにて資産形成セミナーをご案内してより広く資産形成の課題解決を提案する。
参考動画:商談後のフォローアップメールの生成
社内のデータを用いることでAgentforceをより活用することができます。AIで顧客情報などの社内のデータを利用する場合、外部への情報漏洩のリスクを考える必要があります。SalesforceではEinstein Trust Layerというデータのプライバシーとセキュリティを保護する仕組みがあります。
AIエージェントは、カスタマーサポートや営業支援、マーケティングなど幅広い業務で24時間365日稼働します。深夜や繁忙期といった人手が不足しがちなタイミングでも、対応可能な業務をスピーディかつ正確に処理し、顧客体験と業務効率の両立を実現します。
Agentforceは、自律的にアクションを実行することで、従業員がより付加価値の高い業務に集中できる環境を実現します。さらに、従業員とAgentforceが協働することで、創造性や戦略性といった人間ならではの力が最大限に引き出され、組織全体のパフォーマンスが飛躍的に向上します。
電通総研では、Agentforceをまずは始めたいという企業様に向けたPoCのプランをご用意いたしました。どのように導入検討を進めていけばいいかわからない、どの業務に活用すればいいかイメージが沸かない、などお悩みを解決するプランになっております。
全社的なDX推進や顧客接点の最適化、エンゲージメントの強化などお困りごとやお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。